いつもご訪問戴き誠に有難うございます。
ドイツ・フランクフルトの個展出発まであと3週間になりました。
既にお気付きの方もいらっしゃると思いますが、
私の経歴や絵のコンセプトなどを英訳しております。
アートの本体はコンセプトです。
作品はその説明です。
ですのでそのコンセプトをどれだけ自分の言葉で語れるかが、
この個展の成否を決める鍵だと思っています。
私は村上華岳や松尾芭蕉、
禅語録、白隠禅師や道元禅師、
また剣術家の山岡鉄舟や弓術家の阿波研造の言葉を引用して、
説明文を作りました。
キャンバスに油絵具で描く大変堅牢な西洋絵画に対し、
脆弱な紙という支持体に黒一色で描く、
しかも主題は描かず塗り残して表現するという私の絵に、
向こうの方はおそら違和感を感じると思います。
その違和感を呼び水に理解への溝をどれだけ埋められるか、
私の新たな勉強だと思っています。
会場でもし質問が来れば、
そこからが私の絵の最後の仕上げです。
やらなければならない事はいくらでもありますが、
一日一日に完成させる事が既に描いた絵の私の中での熟成になります。
長い間海外で個展をしたいと思ってきました。
今回の個展を次の夢へのステップにしたいと思います。