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海外個展物語9




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(イタリア・ミラノのギャラリーに富士山の墨絵を常設展示)





今回は最終回となります。
これまでお読み戴いた皆様に心より感謝致します。



ドイツでの個展の後にいくつかの動きがありました。
まずはイタリア・ミラノで個展をする話を頂戴しました。
いわゆる旧市街地区にあるギャラリーで、
素晴らしい環境と喜んでいました。
しかしこれは諸々調整がつかなくて、
現在作品一点を常設展示して戴くのみとなっています。

またその年の秋に、
アメリカからディレクターさんが自宅まで来て下さいました。
2020年の個展の打ち合わせのためです。

場所はネイティブの聖地コロラド州・クレストン。
アメリカ国内でたった二ヶ所だけ、
野辺で荼毘に付す事が許可されている地域の一つです。
ロッキー山脈の麓にあり標高は2,500m。
ギャラリーには世界各地から年間2,000人が訪れるそうです。

リアルタイム投稿はこちらをご覧下さい。
またクレストンの紹介動画があります。
ご興味のお有りの方はこちらをご覧下さい。
私が個展をするギャラリーも出ています。







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(クレストンの湖とロッキー山脈)



個展は2020年4月12日オープンの予定でした。
オープニングには毎回50から80人が来るそうです。
そして私は私の墨絵について、
1時間半のスピーチをする事になっていました。

また開催期間3ヶ月の間に何回かのワークショップと、
天候を見てロッキー山脈に登って取材をし、
2021年はロッキー山脈の絵で個展をする計画でした。

航空券も予約し、
準備も着々と進めていました。
ところが突然のコロナ勃発。

今回も絵は自分で持って行く予定でしたが、
3月初めに何だか雲行きが怪しくなり、
また中国への郵便物が受け入れ停止になったと聞いたので、
アメリカも近くそうなるのではないかと思い慌てて郵送。
案の定その10日後にアメリカも受け入れ停止になりました。

そして絵はギャラリーに届きましたが、
私が行くのは不可能となり航空券はキャンセル。
ギャラリーは様子を見ながら7月にオープンする事になり、
スタッフさんが飾り付けをして下さったのですが、
営業中止命令は続き、
現在もまだそのままになっています。







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(飾り付けが終わり営業停止命令が解けるのを待つ)



ドイツでは3回目の個展計画が進んでいました。
今回は小さいながらも美術館での開催でした。
しかしコロナで中止になり、
来年以降も白紙のままです。

2019年ドイツでの2回目の個展が大成功に終わり、
キュレーターさんは大変喜んで下さいました。
「10年間は地方の美術館で個展を重ねて経歴を積もう。
そして10年後には大都市の美術館に企画を持ち込む」
キュレーターさんはそう仰って下さいました。

まるで夢の様な話ですが、
コロナで実現は先になりました。
人生何事もあまり順調というのは危ういですから、
今回はチャンスと思ってもっと実力を蓄え、
その時を楽しみに待つ事にします。







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(ドイツのある地方美術館。ここで個展を行う計画を進めていたが…)



コロナでは世界中の方々が困難に直面しています。
今まで頭では解っていましたが、
改めて地球は一つだと感じたと思います。

そして今まで後回しにしていた事、
環境問題はもちろん仕事や生活スタイルなどを、
真剣に考えなければならなくなりました。

それは痛みを伴うものですが、
もう昔には戻れませんので、
それならばもう思い切って、
良い方向に進化発展させるしかありません。

私も海外の個展中止を機会ととらえ、
今後大きな会場で迫力のある展示が出来るように、
絵を進化させコンセプトを深化させ、
たくさんの作品を描き溜めて、
来たるチャンスに備えたいと思います。





最後までお読み戴きまして誠に有難うございました。
重ねて御礼申し上げます。

どうぞ皆様これからも安全にお過ごし下さい。
そしていつの日かどこかの個展会場で、
お会い出来ます事を心より願っております。



今後の個展の予定

2021年5月1日〜31日 長野県池田町 Cafe風のいろ 開催中 詳細はこちら

2021年8月4日〜10日 長野県松本市 井上百貨店

2022年2月26日〜3月15日 長野県安曇野市 カフェ&ギャラリー安曇野縁縁




















by farnorthernforest | 2021-05-18 20:42 | 絵の事について

制作や旅や登山についてなど。


by 山下康一