今回の個展で特徴的だった事が二つあります。
一つはお客様の半数以上が初めての方々だった事です。
昨年10月のツイッター15万超いいね!と、
それに続く二つのテレビ番組と20以上のネットニュース、
そしてその後のツイッターやインスタグラムの投稿をご覧になった方々でした。
二つ目は私は絵のコンセプトを積極的に説明し、
皆様が自然に理解して下さった事です。
以前銀座や地元の個展で出会った絵の大先生やそのお弟子さん、
そして有名無名の評論家の先生方に、
私の絵とコンセプトは「邪道・外道」と全否定され続けてきました。
しかし今回一般の方々に抵抗なく受け入れて戴き、
時代の変化を確実に感じました。
音楽業界もインターネットによって変わったと聞きます。
かつての有名事務所からメジャーデビューというルートは、
もう一時代前の方法になったと聞きました。
これからは絵の世界でも同じ事が起きるでしょう。
私は若い頃の世界美術館行脚で100以上の美術館訪問と、
その途上で出会った世界各国からのアートを目指す人達と交流し、
日本の美術界だけが唯一変わる事を拒絶し続けている事を知りました。
しかし今回の個展の反応を見て、
明治維新から現代に続く美術の伝統と権威は、
将来的に確実に衰退して行くだろうと実感しました。
私はこれからも絵を通して「存在と時間」を問い続け、
コロナ後はドイツとアメリカを足掛かりにして、
私の絵とコンセプトを世界に発信して行こうと思います。
これからもご声援の程を宜しくお願い致します。